パイオニア今日2006年10月30日の朝日新聞のこの記事は嵌め込みじゃないかと。[パイオニア株、外資比率上昇 割安感が魅力] http://www.asahi.com/business/update/1029/001.html 直近の決算短信(平成19年3月期第一四半期決算/平成18年7月31日発表)の数字を元に出してみた。 http://pioneer.jp/corp/ir/pdf/finance/announce/fr_2007/1st/release_1q07j.pdf 総資産回転率=売上高191,676(百万円)÷負債・資本合計670,240(百万円)=0.2(回転/1回転以上) 流動比率=流動資産424,732(百万円)÷流動負債269,040(百万円)X100=157(%120以上) 当座比率=現・預金88,818(百万円)÷流動負債269,040(百万円)X100=33(%/90以上) 固定比率=固定資産670,240(百万円)÷資本274,538(百万円)X100=244(%) 売上債権回転率=売上高191,676(百万円)÷売上債権121,240(百万円)=1.5 商品回転率=売上高191,676(百万円)÷棚卸資産121,587(百万円)=1.57(回転/12以上) 固定資産回転率=売上高191,676(百万円)÷固定資産245,508(百万円)=0.78(回転/2.5~5.0) 営業利益率=営業利益7,077÷売上高191,676(百万円)X100=3.6(%) 経常利益率=経常利益8,004÷売上高191,676(百万円)X100=4.1(%) 清算価値=流動資産424,732(百万円)+投資その他資産27,011(百万円)-有利子負債124,185(百万円)÷発行済株式総数174,421,205株=1,877円(今日10月30日の終値1,843円) 当座比率低すぎ。売上債権回転率も問題あり。4-6月期の営業CFが大きくマイナスなのも気になる。 ----------------------------------------- 会社四季報2006年秋号 6773 パイオニア ぱいおにあ [電気機器] 【URL】http://www.pioneer.co.jp/ 【決算】3月 【設立】1947.5 【上場】1961.10 【特色】カー音響・ナビやプラズマディスプレーが大黒柱。光ディスク関連の特許収入も収益源 【連結事業】ホームエレクトロニクス47(-10)、カーエレクトロニクス44(5)、特許関連1(68)、他8(-4)【海外】69 【増 額】プラズマテレビは価格下落が想定以下で採算急改善。ドル箱のカーAVも好調。構造改革も効き営業黒字、増額。営業外の減損(米国会計基準)消え、有機EL撤退で持分法投資損もなくなる。純益急浮上。 【中 計】09年3月期営業益300億円目標。プラズマの収益力改善が達成のカギ。BDプレーヤーは06年秋、北米へ投入予定。稼ぎ頭のカーAVはOEMの拡販強化。 【本社】153-8654東京都目黒区目黒1-4-1 TEL03-3494-1111 【工場】大森,所沢,川越,鶴ヶ島 【従業員】<06.3>連38,826名 単5,268名(39.8歳)[年]715万円 【証券】[上]東京[幹](主)野村(副)日興,大和,三菱U[名]三菱U信[監]トーマツ 【銀行】三菱U,三井住友,みずほ 【連結】東北パイオニア,パイオニアノースアメリカ 【格付】[SP]BBB-(ネ)[M]Baa1[RI]BBB+ 【金利上昇影響度試算】<◎06.3> -16百万円 【株主】 [単]39,230名<06.3> 万株 日本マスター信託口 1,198 (6.6) 日本トラスティ信託口 1,102 (6.1) チェース(ロンドン) 683 (3.7) ソシエテジェネラルパリSGOPDAI(パリ6Z) 668 (3.7) 三菱東京UFJ銀行 649 (3.6) 自社(自己株口) 564 (3.1) みずほ銀行 400 (2.2) 資産管理信信託口(みずほ銀) 395 (2.1) 住友信託銀信託B口 355 (1.9) モルガン・スタンレー・インターナショナル 287 (1.5) <外国> 37.8%<浮動株> 12.2% <投信> 6.8%<特定株> 36.5% 【役員】 (社長)須藤民彦 (専務)石塚肇 (専務)山田宰 (常務)松本智 (常務)波江野章 (常務)安田信治 (取締)石川達紘 (取締)佐藤俊一 (常勤監査)小柴誠 (監査)森谷伊三男 (監査)錦戸景一 【業績】 売上 営業利益 経常利益 利益 1株益(円) 1株配(円) 1株営業CF 1株純資産 ◎04. 3 700,885 43,719 41,848 24,838 141.6 25 344.2 1,898 ◎05. 3 733,648 2,592 -187 -8,789 -50.1 25 113.7 1,905 ◎06. 3 754,964 -16,409 -71,165 -84,986 -487.2 10 391.7 1,567 ◎07. 3予 845,000 18,000 19,000 7,500 41.7 10 配当利回 0.47% ◎08. 3予 880,000 20,000 21,000 8,300 46.1 10 中05. 9 349,898 -16,388 -43,869 -58,044 -332.8 7.5 7.0 1,612 中06. 9予 390,000 11,500 12,000 4,700 26.1 5 単07. 3予 550,000 -7,000 -4,000 -2,000 -11.1 四05. 4- 6 164,183 -8,869 -6,609 -5,343 -30.6 _ ‥ 1,888 四06. 4- 6 191,676 7,077 8,004 5,662 32.5 _ -138.5 1,574 【株式】7/31 180,063千株 売買単位100株 [貸借] 時価総額 3,808億円[225] 【キャッシュフロー】億円 営業CF 683 ( 199) 投資CF -297 ( -935) 財務CF -385 ( -40) 現金等 1,216 (1,166) 【指標等】 <◎06.3> ROE -31.1% ROA -12.5% 調整1株益 ―円 最高純益(91.3) 34,315 設備投資 403億 予540億 減価償却 467億 予410億 研究開発 634億 予640億 【財務】<◎06.3> 百万円 総資産 678,046 株主持分 273,250 株主持分比率 40.3% 資本金 49,049 利益剰余金173,826 有利子負債123,340 【資本異動】 年月 万株 87.11 無1:0.1 15,124 90. 2 公1200万株 16,324 (5442円) 90. 5 無1:0.1 17,957 02.11 交換 18,006 04. 3 転社600億円 4022円 【上場来高値・安値】 東証 高値 安値 61-03 6880(90) 95(64) 04 3390(4) 1820(10) 05 2055(1) 1410(11) 06.1-8 2235(8) 1530(1) 【年初来高値・安値】 年月 高値 安値 出来万株 06.4 2120 1888 3,967 5 2120 1828 4,788 6 1963 1628 6,027 7 1882 1630 4,629 #8 2235 1970 7,109 -------------------------------------------- クォンツリサーチ社分析 クォンツスコア 56 前週比 → 10/30 成長性 ■■■■□□□□□□ 4 割安性 ■■■■□□□□□□ 4 企業規模 ■■■■■■■■■□ 9 テクニカル ■■■■■■■□□□ 7 財務健全性 ■■■■□□□□□□ 4 -------------------------------------------- 自社株買い無し。 ストックオプション有り。 無配。 調べてみると普通の会社になってしまったなと。昔は無借金経営の優良会社だったのに、有利子負債も結構あるし。 但し 利益剰余金179,488(百万円)に対し、 有利子負債124,185(百万円)なので、 実質無借金経営とは言えない事もない。 ストックオプションあるが(新株予約権の行使期間自平成16年7月1日至平成19年6月29日)、払込金額が2,477円(今日10月30日の終値1,843円)なので、買い妙味あり?自己責任で。 |